こんにちは!ディレラボメンバーの木村ゆきえです。
今回は、以前ツイキャスで配信したディレラボRADIOの記事です。
今回、このラジオを聴いた時とても熱い気持ちになりました。
リンさんの想いからの行動がとても素晴らしく、人を突き動かすほどのエネルギーがあると感じました。
リンさんと同年代で今まさに未来への分岐点に立っている人には何か今後の考え方など参考になる部分が多いのではと思います。私もたくさん考えさせられました。リンさんすごいです・・・!
・ディレラボRADIOとは
クリエイターをゲストに招いて、現在の働き方の原体験、きっかけを聞くことをメインにトークする。
今回のテーマ「自分の人生の作り方、歩み方」
今回のゲストはマツシタリンさん
リン
1995年生まれ 大阪総合デザイン専門学校 ブランド創造学科デザインプロデュース専攻卒業。(現在は学部編成の変更により上記学科専攻はありません。)
社会人一年目。日本ワインの価値を上げたいという理念の元、フリーランスで活動中。日本ワイン専門店にて、仕入れなどを担当している。いつか日本ワインのブランディングをしたい。
2020年3月に開催予定であった、西国葡萄酒祭のデザインを一人で担った。(新型コロナウイルスの影響により延期)
聞き手
セキ
経験者とタッグを組むクリエイティブディレクターとして事業の成長をサポート。サッカーと海外ドラマ好きでチョコドーナツに弱い。
・日本ワインについて
国産ブドウ100%を使用して国内生産されたワインのこと。
(海外から輸入したブドウや濃縮果汁を使用して国内で製造されたワインは国産ワインと呼ばれている。)
日本人の食事に合うよう作られた繊細な味のワイン。輸出を目的としていないので、酸化防止剤、添加物があまり入っていないことが多い。
セキ
日本ワインを知って、広めていきたいと思ったきっかけはありますか?
リン
元々飲食のバイトをしていて、オーナーの独立についていく形でお店を移ったその先で、日本ワイン専門の店をやろうとオーナーから提案がありました。
オーナーの舌を信じてついて行ったので、間違いがないと思ったし、知らないからこそ伝える面白さがあると思って、そこから勉強を始めました。
リン
明確な線引きのある日本ワインなのに、誰も知らないやんというところから始まり、そこからある種の怒りを感じて、もっと伝えて欲しいと思ったから、伝える側に回ろうと思いました。
リン
飲めば飲むほど面白い。徐々に愛が強くなった。
セキ
日本ワインに愛がすごいって書いてあるもんね。
リンさんの活動〜西国葡萄酒祭との関わり〜
セキ
あと、日本ワインに関するイベントに携わっていると聞きましたが、どんなことをしましたか?
リン
プライベートで参加した日本ワインのイベントでワイナリーさんと話しているうちに、デザインの勉強をしているということを言ったら、じゃあ今度ポスターとかロゴとかやってくれない?って話になりました。
リン
初開催のイベントだったので今後も使えるロゴマークと、ポスター、チラシ、イベント会場で使うチケット、スタンプラリー用のカード、そしてイベント用のインスタの運用をしました。
セキ
そのイベントは規模が意外と大きかったんですよね?
リン
中国地方のワイナリー12社参加しますと聞きました。卒業制作でイベントの企画を少しやったけど、実際のイベントは携わったことがなかったので、トントン拍子でイベントに携われて、夢叶っちゃったよってなりました。
セキ
卒業一年で自分がやりたかったことに携われたのはすごいと思う。最初にイベントに参加したことが大きかった?
リン
今も行けるイベントは全部行きたいなって思ってて、顔を覚えてもらいたいなって言うのもあるけど、日本ワインのことをまだ知れていないし、各ワイナリーの特徴も知らない。だから行けるところには全部行って、試飲して味を知って、紹介につなげていこうかなって思っています。
リン
イベントで試飲しているときは聞かれたら、詳しく自分のことを話すようにしていて、基本は一般人として参加しています。
セキ
イベントに携われたのは、リンちゃんが日本ワインを嘘偽りなく好きだから話が繋がっていくのかなと思いました。
リンさんの理念
セキ
切磋琢磨できる人や、気軽に相談できる人はいますか?
リン
相談は誰にもしていないですね。自分の考えたように動いている。こうしたいから、こうするって決めちゃって動いています。
リン
結構気楽に考えています。
日本ワインの世界に身を置いていないととは思っているから、そこで働いているのはあるかも知れない。それ以外は、そんなにはっきりと考えていることはないです。
リン
生活に対する不安はあるけど、自分のやりたい活動に関しては不安はないです。
セキ
例えば、まだよくわからないからとか、どうしていいのかわからない。自信が持てないから一歩進めない人もいると思うけど・・・。
リン
今24歳でもう3年もしたらもう若いって言われなくなっちゃうかも知れないので、何か爪痕を残さなくてはいけないと思っています。
セキ
あまりメジャーじゃない業界で、デザイナーをやっていると、自分にしかわからないような苦労する場面ってあるのかな?
リン
苦労はないですね。自分が足りていないからわからんやろなと。基本は努力とガッツしかないんだろうなと思ってて。そこに苦労はない。苦労するほど頑張ってないって感じですね。
リンさんが大事にしていること
リン
自分の中で勇気を出して行ったイベントで、声をかけてもらって、今ここまで来たからそういうことを忘れたくないなって思って。
リン
イベントを全部把握していたいし、行けるところは全部行って、現場の雰囲気を知っていたいです。
今回の延期になったイベントも絶対行こうって思ってて、いつでも動ける状態にはしておこうと思っています。
リン
対、人を大切にしたい。今回のSNS担当の人とは顔も合わせたことなくて、メッセージでしかやり取りしてなかったけど、その人に会うためにイベントに行きたかったし、その時会えなくてもそのうち面と向かって喋りたいなと思っているし、行けるところには全部行くって気持ちです。
リン
会社員じゃないから、どうしても休めない日は少ないと思ってて、自分の好きなようにシフトを組めるような状況にしているので。生活の不便はあるけど、それを差し引いてもイベントへ行きたいのでそういう風にしている。
セキ
あえてそういう働き方、生き方をして、多少生活が不便でも、フットワーク軽く動いていくということですね。
リン
今の生活の優先順位の一番は、日本ワインですね。
リン
多少生活が苦しくなろうとも欲しいワインは買う。飲んでみたかったら、買っちゃいます。買うことが応援になるとも思います。自分が買うことを諦めて、次の年にイマイチなワインになって欲しくないから。
リンさんのSNS活用法
リン
やりたいと思いつつ、一年経ちました。インスタで、ワイン紹介のアカウントは細々とやっています。
リン
今回のイベントではお任せしてもらえたのである程度、理想の形でワインの紹介はできています。
セキ
そういうやり方は、人に聞いたり、参考にしたりしていますか?
リン
プライベートのアカウントでたくさんフォローしていて、タイムラインにたくさん流れてくるように設定して、インスタ開いて、流し見でもいいと思うものを目に入れていて、
いいと思ったものを、応用しています。
セキ
インスタで「学ぶ」だね。めちゃめちゃフォローしてるんだよね?
リン
4000くらいフォローしている。自分の趣味もあるし、取りに行くだけでは限界があるので、自分で流れていく環境を作っていくうちに、こんな環境になってしまった。
最後に、リンさんを仮想ライバル化しよう
セキ
日本ワイン業界でクリエイティブな人がなかなかいない中で、会ったことない人をこの人今頑張ってるだろうなと勝手に想像する。そのやり方はすごくいいと思っていて、このラジオで話しをしてもらってリンちゃん自身を仮想ライバルにして他の人も切磋琢磨してもらえたらいいなって思っていたので、今日お招きいたしました。
リン
ライバルとして認定してもらえるだけで光栄です。
セキ
そんな感じで、みんなで頑張っていきたいなって思います。
感想
全体を通してリンさんには一本の筋が通っているように感じました。
全ては日本ワインのため、日本ワインに捧げている気持ちがあるから、この年齢でも自分の世界観のようなものが自然と出来上がり、実際にイベントに関われているのではないかなと思いました。
学生の時に日本ワインに出会えたリンさんは幸運でもあり、夢を掴みに行く行動、努力、考え方を持っていたからこそ、日本ワインに出会った時に、良さを広めたいという発想へ、転換されたのかなとも思いました。正直、ただの受け身のアルバイトではこんな風にはならないと思います。
20歳前後のうちにこのような理念にたどり着くのは難しいとは思いますが、ぜひ最後の話にあったリンさんを仮想ライバル化して、こんな風に頑張ってる人がいるんだと頭の片隅に置いておいたら、あなたもきっと昨日より、頑張れるんじゃないでしょうか。
編集:ディレラボ広報チーム
マツシタリン @rin_mtst
セキリョウスケ @achrored
木村ゆきえ @fulllunland
校正:MIKA @MIKA75328734